175R SHOGO ×
セブポット代表 佐藤 ひろ子
スペシャル対談 後編
INTRODUCTION
セブ島を代表する総合情報媒体「セブポット」を手掛け、島内の日本人で知らない人はいないであろうセブポット代表 佐藤ひろ子さん、そしてセブ島家族移住がYahooニュースのTOPに掲載され話題となった日本のロックバンド175Rのボーカリストであり、CEBUYOLO代表を務めるSHOGOのスペシャル対談が実現!
南国・リゾート・観光地・語学留学 etc… 様々なイメージがあるフィリピン・セブ島。実際に住んで生活している二人だからこそ分かるセブ島の魅力やプライベート・子育てのお話などリアルなセブ島ライフを前編・後編に分けてたっぷり語ってもらいました!それでは後編スタート!
175R SHOGO
1980年3月24日生まれ 福岡県北九州市出身。
日本のロックバンド175R(イナゴライダー)のボーカリスト。
セブポット代表 佐藤 ひろ子
セブ島を代表する総合情報媒体「セブポット」を手掛けるセブ島在住経営者。
セブ親子留学、親子移住の魅力と可能性について
CEBUYOLO編集部:ではここからはセブ島親子留学や親子移住についてお話しいただきたいと思います。
SHOGO:セブ島は他国と比べ、距離感と価格帯が抜群にいいですね。あと、知られてないのが、世界第3位を誇る英語人口が多い国でもあるということ。なので、学んですぐに実践できるという所も良いですよね。
CEBUYOLO編集部:ここ5年で観光客もどんどん増えていますし、いろんなジャンルの人たちが集まってきているセブ島で、親子留学という形も確立して人気がでてきていますが、これから親子留学はどういう風になっていくと思いますか?
佐藤さん:セブのいろんな魅力が多岐にわたる中で、私が感じることは日本人のマーケットに対して「住む」というキーワードが最も合っていると思います。日本と近いですし日本食もすぐに食べることができるので、日本人がストレスを感じることなく生活することができます。住むということは長期にわたることですから、衣食住というキーワードはすごく大切なことだと思います。あと、大事なことは、セブが15年の間で、非常に都会化しました。まだまだ、インターネットネット通信の速さなど違いはありますが、びっくりするほど生活に困らないと思います。都会化されて、生活がしやすい環境と、休日は30分もあれば、雑誌に出てくるような綺麗な海だったり自然があり、リゾートと都会が共存しています。
リゾートであそこに行ってみたかったという、自然豊かなセブと、都会ならではの生活のしやすさが共存しているのがセブ島だと思います。そのうえ、英語ができる、日本から近い、コスパがいいというキーワードが揃っているのはセブ島だけだと思います。マレーシアなども比較対象にはなりますが、フィリピンは日本でいう義務教育の段階から英語を話していて、フィリピン人はみんなが英語を話すことができます。なのでインターナショナルスクールに行く必要がない。マレーシアだとインターナショナルスクールに行く必要がある。そうなると結局、高額な費用が掛かる。母子移住ができる環境を考えると、セブ島がこれからも選ばれるようになっていくのではないか?と思います。
佐藤さん:学生の間で、流行ってきていた英語留学ということをキーワードに、親子留学のニーズの高まりは、どこの学校も感じており、親子留学専門の学校ができたりとか、大手の学校が参入して、親子留学を奨めていたり、という動きがあります。なぜかというと、やはり日本人に合っているからだと思います。私が日本に帰って思うことは、日本のお母さんは頑張りすぎていると感じます。子育てをして、家族によっては、女性もしっかり働いているにも関わらず、母親がすべきことがありすぎる。費用に問題がなくても、周りの目が気になる。ヘルパーさんを雇うことができなかったり、育児を誰かにお願いすることが、育児放棄と思われていたり。ただセブ島では、基本的にワークシェアの考え方が根付いているので、ベビーシッターを雇ったり、ヘルパーさんを雇ったり、そういった事が気軽にできる。そもそもの子育ての概念も変わると思うし、お母さんがもっと女性らしく輝ける。今の日本ではなかなか無理して頑張らないとない世界観が、セブにはこんなに簡単に輝ける世界が広がっていて。だから、日本人がただコストが安いからとか、英語をさせたいからという重要なキーワードだけではなく、いい意味で驚きのある生活がセブ島にはあります。社会的に子供にやさしい文化であることだとか、お母さんは母親であると同時に一人の女性であることを気付ける。そういうことも非常に大切だと思います。そういったことに魅力を感じて、親子留学はリピーターが非常に多いんですよね。次は下の子を連れてきますとか。
SHOGO:そのながれで住んでしまおうって人も多いですよね。
佐藤さん:はい。なので、少しでも移住に興味がある人、まずは親子留学を1週間でもしてみて、それでも問題なければ、1か月だけ、3カ月だけ、1年だけとか、あまり大ごとと捉えず、ちょっと1年だけ違う生活してみようかなとか。ちょっと半歩先に行く。沖縄に旅行にいくつもりだったのを、ちょっとセブで長く住んでみようみたいな感覚でもいいと思うし、その体制は急激に整いつつあります。同じ親子留学でも、かなり種類があって、金額やサービスも違ったりするんですが、それだけ日本人に求められているから、サービスが多様化しているんです。これからもっと来やすくなるし、小学校の義務教育から英語を勉強する、英語熱も上がってきているから、間違いなく親子留学する家族は増えて行くと思いますね。
SHOGO:確かに語学学校が多様化していますよね。この学校は◯◯を売りにしていますとか、かなり選択肢が増えています。親子留学も色々なスタイルがありますし、日本人がこんなスタイルでやりたいんだけど〜と思ってセブに来た時に、語学学校の受け皿がどんどん増えていっているなというのは感じます。
佐藤さん:あと、日本人はそのままスライドして日本の生活を考え過ぎなところがあるから、さっきのハワイの話ではないですが、違う国であり、違う文化でもあるので、違いを楽しむということが非常に大切だと思います。例えば、セブが住みやすいという話を日本人にしたとき、「東京でできる暮らしがそのままできるんでしょ?」といったら全くそんなことはないです。違いは色々ありますが、トータルでみて、やっぱりこんな考え方になったとか、柔軟性を持てるようになったとか、子どもの顔が明るくなったとか、親子の時間が増えたとか、新しいことを受け入れる、チャレンジする楽しさ、みたいな日本との比較ではなく、トータルでとらえることが、海外に移住するときは、セブに限らずすごく大事だと思います。
SHOGO:日本に比べると不便なこともありますが、ぼくは正直そこまで苦にはなってないですし、それよりも得ることの方が多いと思っています。
日本人がセブで英語を学ぶことについて~フィリピン人の英語力
佐藤さん:日本などでセミナーをやると、やっぱり未だに、フィリピンの英語って訛ってるでしょ?フィリピンで英語させて大丈夫?とか思われる方が多いんです。英語を勉強したい、させたい人ほど頭でっかちになってしまってるところがあって、何英語をさせたらいいの?とか。実際、オーストラリアでも訛りあるのに、フィリピン英語は不安だけど、オーストラリアはいいと思ってたりということもあります。そこで私が言うのが、英語学校、親子留学受け入れをセブでやっている企業が、ただフィリピン人の人件費が安いから、日本から近いから、儲かるかもしれないから、そういう妥協でやっているかと言えば、それは絶対違います。英語初心者の日本人が学ぶときにフィリピン人から英語を学ぶのが最適だから、みんなセブで語学学校をやっています。なぜかというと、同じアジア人で、英語ができなくて恥ずかしさが少ないとか、基本的にマンツーマンレッスンで、先生が根気よく熱心に教えてくれるから。コスパがめちゃめちゃいいんですよね。
佐藤さん:アメリカでビジネスをしたくて英語を覚えたいなら、アメリカ英語を学べばいいと思うし、イギリスならイギリス英語を学ぶ必要があります。でも、そうではなくて、世界中の人とコミュニケーションツールとして、まず英語を学びたいのであれば、フィリピンは最適な場所です。例えでいうと、フィリピンは世界で一番コールセンターが多い場所であり、世界中の電話の対応をしています。誰でもがわかる英語を話す、世界一の力を持っているんです。それは数値でも出ています。それなら、日本人がまず英語を話せることを目的にするなら、フィリピンで学ばせるということが間違いない選択肢だと思う。まずはビジネス英語力世界一位のフィリピン人くらい英語が喋れるようになってから、アメリカ、ロンドンなどそれぞれ勉強するで十分じゃないのかな?と思います。
SHOGO:そうですよね。あれこれ気にするより、まずは学ぶ為に動き出すほうが早いですよね。
佐藤さん:この前日本に帰国した時の話ですが、日本では英検ブームになっていて、2020年か21年から、大学の受験の際の英語が、スピーキング重視になるということで試験がガラッと変わります。その流れのなかで、どれだけ早く英検を取らせるかというのが親御さん達のなかでブームになっている。そこで、私の10歳の長女に英検準2級を受けさせてみたんです。事前準備も練習もなしで。そしたら、全問正解だったんですよね。本人も簡単だったと。こういう話をセミナーですると、お母さま方の反応が、急に真剣になってくださるんですけど。これは私の子どもがすごいとかではなくて、私の子どもはセブ生まれのセブ育ちで、フィリピン人からしか英語を教わったことがないんです。そのほかのネイティブの欧米人から一度も英語を教わったことがありません。それでも日本で重要視される英検に問題なく合格できた。フィリピンで英語を学ばせることに自信を持ってもらえるエビデンスになるんじゃないかと思いました。まずはそういった不安感を取り除いて、セブに来てみてほしいなと思います。
お二人のセブの活動~夢セブについて
CEBUYOLO編集部:佐藤さんが関わっているイベントにSHOGOさんが出演するという話を聞いたのですが?夢セブ?
佐藤さん:はい。日本人経営者が世界に出てビジネスをしたい、世界で活躍したい!という風な経営者団体の横の繋がりで「WAOJE(ワオージェ)」というのが世界各国にあるんですが、そのセブ支部の代表を私がやらせていただいています。そのWAOJEのセブ支部は経験長い経営者よりも若手が多いというのがあって新たにWAOJEユースというのを作ったんです。セブに語学留学や働きにきた若手の人たちのその先の未来を、セブにいた経験を活かしてもらうために、前回「夢セブ」というイベントを開催し200名くらいの方々にお集まりいただきました。このイベントでは登壇者に自分がセブにいる理由や、夢を語ってもらう場を設けているのですが、それが大成功したんです。そこで、第二回を開催することになり今回SHOGOさんに審査員長をお願いしました。著名人の方でセブにがっつり移住されている方はSHOGOさんが初めてだと思うんです。なので是非一緒に盛り上げてほしいとお願したら、快諾してくださいました。
SHOGO:自分自身175Rというバンドを組んで「青春」や「夢」というキーワードで今まで曲を書いてきましたが、このイベントのテーマは自分にとってとても近いと感じています。僕も今まで数々の夢を叶えてきましたが、今を生きる若者が自分の夢を語り合う場に立ち会えるというのは幸せなことですよね。僕自身も初心に返れたり逆にパワーをもらえる場になるんではないかと思っています。
CEBUYOLO編集部:すごくいいですね。SHOGOさんは夢セブにピッタリなイメージだと思う!
佐藤さん:ですよね!なので引き受けてくださったことは本当に嬉しいです。セブに貢献したいというSHOGOさんの気持ちは本当に素晴らしいと思いますし、私も一緒にセブを盛り上げていきたいですね。
SHOGO:今後も一緒にセブを盛り上げていきましょう!