SPECIAL INTERVIEW特集記事

#01

175R SHOGOが
セブ島移住を決めた理由。

INTRODUCTION

2018年11月YahooニュースのTOPにこんな見出しが躍った。
「175R SHOGO セブ島移住を報告」
今回、セブ島移住を決めた理由をSHOGOさん本人にじっくりと語ってもらいました!

175R SHOGO

1980年3月24日生まれ 福岡県北九州市出身。
日本のロックバンド175R(イナゴライダー)のボーカリスト。

CEBUYOLO編集部:去年Yahooニュースにも取り上げられ、反響も沢山あったと思いますが実際どうでしたか?

SHOGO:反響はかなりありましたね。別に報告するつもりでブログに書いた訳でも、6月には移住してたのでそれまで隠してたつもりも無かったのですが(笑)。ただ、海外移住というキーワードは今現在とても関心が高いんだろうなぁとは思いました。海外生活を密着!的なTV番組のオファーもいくつかありましたし。

CEBUYOLO編集部:TV番組のオファーまであったんですね(驚)! 今回はSHOGOさんが海外移住を決めた理由をじっくりと聞いていきたいと思います。
よろしくお願いします!

子どもたちの未来を考えたとき、セブ島が理想の環境にピッタリだった。

SHOGO:よろしくお願いします。
まず、2018年6月にフィリピン・セブ島に移住したのですが、気づけば僕は福岡・北九州から上京して16年が経っていました。以前から40代は東京ではなく地元北九州に戻ってのんびり音楽活動をしようと漠然と考えていて。今の時代、もう東京にいなければならない絶対的な理由なんてないし、子どもの成長を見ながら故郷でのんびりと暮らすのもいいなーと考えていたんです。
それがある時、東京のマンションのベランダで空を眺めながら、僕はいつまでこの狭い空を見上げるのだろうと急に疑問に思い、どんどん違和感を感じるようになってしまいまして。実際まだ40代にはなってないし、感覚的にも地元に帰るタイミングとしてはまだ早いなぁと感じていて。ただ、そういう直感みたいなものは大事にしたい性格なので一度真剣に考えてみたんです。
まずはやっぱり子どもたちの未来です。今後の子どもたちの未来は必ず英語が当たり前になると思うし、英語を当たり前にしゃべらせる感覚というのを身につけさせたい。いくら翻訳器が進化したとて、やはり自分の言葉で、自分の考えや想いを堂々と伝えられる人になって欲しいと思っています。
そんな時、日本ではまずインターナショナルスクールを最初に考える。だけど、やはり日本のインターはとても高額ですし英語を日常的に使える場所も日本だと少ないなぁと思っていました。 僕は過去にロンドンに住んでいた経験から、子どもが生活しやすい環境で家族全員一緒にいるなら、正直どこの国でも生きていけるなと前から感じていました。ただ、ロンドン-日本間は遠い。仕事の度に通うことはやはり厳しいですし、ビザ取得が困難な問題もありました。
そんな時、友人や親戚からタイのプーケットやセブがいいよと情報をもらいまして。自分でインターネットで調べはじめたらセブが自分の理想に近い環境でピッタリだったんです。

CEBUYOLO編集部:そうだったんですね。ちなみに具体的にいうとどんなところが?

英語圏、日本からの距離、物価の安さ、すべて揃っているのがセブ島。

SHOGO:具体的にいうと、①英語圏であること、②日本までの距離が近いこと、③物価が安いこと。 ただその時は、まだセブ島に行った事がなく治安が気になっていたので、事前に色々調べて実際にセブ島まで足を運び決めました。
①の英語圏のことで言うと、フィリピンはアメリカ・イギリスに次ぐ英語人口の数が世界第3位の英語大国です。普通にタガログ語やビサヤ語を含む3言語を話す人ばかり。英語が分かれば生活していく上で困ることも特にありません。 しかも世界で一番コールセンターがある島ですので聞き取りやすい英語を話すとも言われています。
②の日本までの距離が近いことで言うと、セブでよくあるパターンの一つで、父親だけが今まで通り日本に住んで仕事をして、母親と子どもはセブに住んで学校に通うというケースがとても多い。それだけを聞くと家族離れ離れの寂しいイメージですが、セブは飛行機で5時間ほどで日本からの距離が近いので、週末に父親がセブに来る家庭や、月に一度父親がセブに通う家庭もあります。
もちろんそんなに頻繁に通えないと思う方も多いかもしれませんが、LCCの成田-セブ間で言えば、直行便で往復15,000円で予約できた時もありました。セールのタイミングなどを上手く使えば決して高過ぎないと思います。東京から北九州に飛行機で帰るより安いし(笑)。 それぐらいの距離であることはとても良い条件だなと思っています。実際、僕は区をまたいで引っ越したぐらいの感覚でいますね。
③の物価が安いことで言うと、衣食住の全てが日本の東京よりは安い気がします。ただ、日本と全く同じ環境を求めるとなると同額あるいは高額になることも勿論あります。でもやっぱり日本食が安いのは嬉しいかなー。

日本食に困ることはない。食費も人件費もやはりフィリピンは安い。

CEBUYOLO編集部:たしかに日本食のお店もどんどん増えてますもんね。

SHOGO:日本人が好きなラーメン、焼肉、カレーなんかは勿論ありますし、居酒屋や和食のお店も沢山あります。
ロンドンに住んでいた時は日本食屋でカツ丼を食べると一杯1500円とか2000円もしてたから大変でしたが、セブだと元々の価格が安いので、日本食屋に行っても日本で食べる価格帯と変わらないので嫌な気がしません。
もちろんローカルレストランに行けばかなり安くてお腹いっぱい食べられますし。
それにフィリピンは日本の三倍も米を消費する国です。こちらの人気ファーストフードチェーンのジョリビーや日本でもお馴染みなマクドナルドでもお米が付いてくるのですが、意外と美味しくて僕は好きですね。

CEBUYOLO編集部:たしかにファーストフード店でお米が出てきたのは最初驚きました。

SHOGO:そしてフィリピンでは家政婦さんを雇うことが普通になっています。一つの職業としても確立されていますし、雇うということは雇用を生むことにも繋がります。
日本ではワンオペ育児が問題になってますが、セブ島なら子守専門の方もいるので、うちもワンオペにはならず、とても助かっています。
しかも子どもと接する時も全て英語なので、英語を使う環境は外だけではなく家の中の日常でもあります。そしてやはり人件費も安いです。

CEBUYOLO編集部:日常的に英語と家政婦さん。日本とはやはり異なる文化ですね。

SHOGO:あと僕的には南の島で暖かい事も大きな理由かもしれません。僕は海も好きですがプール派で、セブのコンドミニアムにはプールやジムが併設されている所が多いので、毎日入ることができる。生活していると基本的に普段はTシャツにハーフパンツなので日本にいた時のように冬服のアウターを購入することがなくなりました。

CEBUYOLO編集部:自然豊かなイメージですが、子育てをする環境や、それ以外も色々揃ってるんですね。

ハプニングから学び、柔軟に楽しむ心持ちが大事。

SHOGO:今は日本人も徐々に増えて、日本人がいる託児所もありますし、モールに行けばユニクロやZARAやH&Mなどお馴染みのショップもあって、日本のお母さん達にはどんどん良い環境になっていってます。詳しくはセブポットの佐藤さんとの対談を読んでもらえれば分かるかと思いますが(笑)。
ただ、もちろん日本より治安が良い訳でもなく、不便なことも、ハプニングも日々あります。でもセブ島にいるからこそハプニングも楽しめたり、不便なことを知り日本の便利な良さも再確認できたりする。柔軟に楽しんでいく心持ちも必要ですね。

CEBUYOLO編集部:確かにあくまでもこちらが移住してお邪魔させてもらえてる立場ですもんね。。

SHOGO:ですね。だからそもそも日本クオリティを求めたりするのではなく別の国に住んでることを楽しまないとかなと思います。僕は刺激もあって好きですね。
それこそ、セブに来てフィリピン人の友人の誕生日会に招かれた時は、人生で初めて独りで鶏をしめて食べるという経験もさせてもらいました。命の大切さ、いわゆる食育ですよね。これはとても良い経験になりました。

CEBUYOLO編集部:れは今の日本だとあまり経験できない事かもしれませんね。

セブ島移住は思っているより難しくない。誰もが自分のスタイルで実現できる。

SHOGO:まぁそういう事も含めて、きっとそんな暮らしが安価で実現できるのはセブ島しかないと思っていますし、世界で一番永住ビザが取りやすいと言われ、コンドミニアムなど住む場所の値段も含めて、みんなが考えている以上にセブに住むことは難しいことではありません。
海外移住って聞くと、とても大変そうなイメージがありますが、実際は日本からとても近い東南アジアの南国フィリピン・セブ島。自分達のスタイルで自分達のスケジュールで実現できちゃうと思うんです。
CEBUYOLOのお客様でも、夏休みに体験移住の感覚で親子留学に来られる方もいますしね。少しでも移住や留学に興味を持ってるならそのくらいラフな気持ちで、まずはセブ島を見てほしいし、そんな皆さんがセブを楽しんでくれてる雰囲気をCEBUYOLOでは伝えていきたいですね。

CEBUYOLO編集部:はい!今日はありがとうございました!

SHOGO:ありがとうございました。
あ!ちなみに僕は大して英語を話せないんですが、それでも生きていけてますので、それ書いておいてください(笑)。

CEBUYOLO編集部:わかりました(笑)!

#cebuyolo